勉強について書いてみる

勉強についての話が盛り上がっているっぽ。

404 Blog Not Found:勉強が出来る=何がいい?
http://d.hatena.ne.jp/pollyanna/20081224/p1
404 Blog Not Found:それって勉強じゃないよ

僕自身、勉強については、それほど苦労しなかった人間で、適当にやってもそこそこテストで点数がとれた。(別にそれで全国トップとかになれたとかそういうのはない。偏差60あたりって感じ)こういう人間なので、「勉強してませんよ、ハハハ」とかいうと、絶対に怒られる。大嘘つき野郎だと。でもなぜか出来ちゃうのだよね・・・。親には「あんた大して勉強していないのに、運がいいねぇ」とか言う。一応少しはしているのですけどね。でも、言語関係では全くそれが通用せずに、ぼろぼろで、国立大学には入れなかったけどね。英語がすべての敵じゃ。数学は、暇つぶしでした。文系なのに・・・orz とはいえ、博士課程まで逝っちゃっているのだから、そこそこ勉強が好きなんだろう。まぁ、論文をほとんど読まないダメ人間ですが・・・。

そんなわけで、pollyannaさんほど、秀才というわけでもなく、弾さんほど、アンチ勉強というわけでもない僕が書いてみるよ。

なんだか議論の行方がねじ曲がっているのだよね。
勉強の意味がぶれまくっている。僕は素直に一つだけの意味を絶対視して議論する必要は無いと思う。複数の意味からそれぞれを検討するとかそういうことをした方がいいとおもう。

勉強が出来る=頭がいい?
元々の増田のエントリーは複数の意味を持つ「勉強ができる」と「頭がいい」をイコールで結び、そうじゃないと主張をする人がいるよね?という話だ。このとき、当然、イコールが成立する場合と、しない場合が想定できる。そのためには「勉強ができる」と「頭がいい」の意味を分解しないといけない。
あんまり真面目にやる気がないので、適当にやるけど、

  • 勉強ができる
    • 知的好奇心が旺盛である
      • まずは、意欲がないとね。学者はだいたいそうだよね。
    • 学習ができる
      • 学び習うことができる。(そのまんま
    • テストで高得点が取れる
      • 教科書を覚える能力がすごい。暗記力がすごい。
    • 真面目でこつこつ地道な作業がやれる
      • 近代国民国家のために必要な人材育成。学校教育というものはそういうもの。
    • ガリ
      • 勉強しかできない。真面目。僕はそうなれない。
    • 教科書のことをしっている。
      • 共通して知っていて欲しいことはあるよね。
    • 教科書のことだけしか知らない。
      • たまに困りますね。
    • 高学歴
      • その結果ですね。
  • 頭がいい・賢い
    • 理解力がある。
      • まずは、話が通じないとね。
    • 応用力がある。現実への対応能力が高い
      • 社会的成功者とかそういう人はこういうこと好きだよね
    • 人への配慮ができる。
      • 社会的成功者が大好き。僕には無理。
    • テストの点が取れる
      • 点数とか偏差値とか好きだよね
    • いろいろと知識がある。
      • 一応いれてみた。今はグーグル先生がいるからなぁ・・
    • ずる賢い
      • 憎い奴
    • 高度なことがやれる。
      • 抽象的ですまん。なんかそういうこと。
    • 未知のアイディアを生み出せる。実現できる。
      • 忘れがちだけど入れてみた。こういうのも社会的には使えると思うのだけどねぇ・・
    • 金持ち・社会的成功
      • その結果ですね。

こんな感じだろうか。「適当だから突っ込みどころ満載だよ。」と逃げ道作っておく。なんだかいろいろとスライドしているし。
この組み合わせで考えないといけない。僕の作り方に問題があるのかもしれないけど、「勉強が出来る」と「頭がいい」は、半分くらい関係していて、半分くらい関係していない。そんなもんだ。
まぁ、僕は管理教育の愛知県で、小中高と公立学校なので、学校の勉強は嫌いだ。「はいはい、よりよき労働者づくりですね」って。
でも、無理矢理勉強させられたことって結構使えるのだよね。本を読むためには、国語はそれなりに必要だけど、歴史とかそういうのを知っていないとまともに読めない。考えることができない。「新規のアイディアの考案」も車輪の再発明ではしかたない。(ぼくは、よくやるのだよなぁ。)
とはいえ、僕自身、理解力と応用力の人間なので、勉強については軽視しがち。(英語は・・(ry)
でも、昔、馬鹿だったけど、勉強を頑張ったから(予備校で一年間閉じ込められた。出られない帰れない)いい大学を入れていいところに就職できましたなんていう話を身近で聞くと、ああ、勉強ってやっぱりすごいんだなぁって思う。僕も、真面目でこつこつ勉強するタイプにはなんだかんだ言って、負けている。最終的には、勝てないのだよなぁ。ああいうタイプには。初速では勝てたりするのだけど。なんという、ウサギとカメ。

博士イラネって言う話は、「高度なことがやれる。」「未知のアイディアを生み出せる。実現できる。」ということを軽視しているせいだと思うなぁ。まぁ、博士だからそういうのが必ずあるのか?と言われるとつらいですけど。ありきたりすぎてつまらないですね。ええ。

「勉強するなよ」っていう足の引っ張り合いは、「労働者はサボるべし、利得は一定だから」とかいう理論と同じだから与してはいけない。これが成立するのは狭い世界だけで、等しく貧しくなるだけだ。さすがに、偏差値とかランキング手法があるのだから、そこまで脳天気ではいられないと思うけど。ただ、ランキングで上位が遙か彼方になってしまった人はどう振る舞えばいいの?という問題はあるだろう。

今、一番勉強に関して問題なのは、グーグル先生とどうつきあうか?(→暗記がいらない)、あまりにも早すぎる情報社会について行くためにどうするのか?(→覚えたことがすぐ古くなる)こういうことなんだと思うけどなぁ。そんなこと、学校の先生は教えてくれないのだし。

散文的ですまん・・・。