「崖の上のポニョ」見てきた。

ポニョみてきました。
頭では、いろいろ不満が残りつつ、直感では、超おもしれーと思いながら見ていました。
いやー、お母さん、色気が微妙にあってとってもいいです。


回収されない複線が多すぎです。でも、たぶんそれでいいのです。
主観の世界ですから。


海の中と地上では、絵に対する力の入れようが違いすぎます。
地上には興味がないのでしょう。
初めのクオリティのまま、最後までいったら、どうしようかと思いましたがw


気づいたらセカイ系になっていて吹きました。(ゼロ年代の想像力を読んでいる途中ってのもあるけど・・・)
でも、多くの人が感じた不満からすると、いわゆるセカイ系ではないのでしょうね。
大体、その後、あの二人は、幸せになれそうな予感がしません。
昔の少女マンガのありきたりのパターンの「結婚して幸せになりました!END」なんてものでも、一応、当面の幸せの障害になりそうなものは、物語の中で巧妙に取り除いているはずなんですけどねぇ・・・。


直感的だが、ストーリーレベルでの解釈は無駄でしょう。映像を感じないとダメ。
しかし、それをできる人、できない人は分かれるわけで、その意味では挑戦的な映画であるといえるでしょう。
でも、気持ち悪いと感じたのも正しいとも思います。気持ち悪さは意識的な演出なのですから。